珈琲豆専門店【COZY COFFEE】精進&浄め誕生物語

〜プロローグ〜

 

 

人それぞれに、コーヒーの想い出ってあると思います。。。

 

 

 

僕の場合、金曜日の夜、ゴールデン洋画劇場が始まる前に

おやじが淹れてくれたインスタントコーヒーが

一番印象的だったりします。小学6年の頃の思い出。。

角砂糖と牛乳をいっぱい入れて、おやじと兄貴はブラックで。。

 

 

社会人になり、営業職で七転八倒を続ける中で

クライアントが自分を認めてくれた時に出してくれたコーヒーも

忘れられないコーヒーの想い出です。

 

 

そんな僕が

コーヒー豆専門店を開店し、

「精進&浄め」のオリジナルブランドを誕生させるに至ったお話しを

少しだけさせてください。

 

 

 

〜第一章〜   生き方が変わる時

 

サラリーマン時代、

僕はアパレルの営業職で、妻はセレクトショップの店員

私は企画立案大好き!盛り上げるの大好き!といった感じで

景気もそこそこいい中、週末には友人達と賑やかな毎日を送っておりました。

 

やがて結婚し、子供も二人授かり

仕事と育児に振り回され、景気も落ちていく中で、普通を維持する事だけで精一杯といった期間が続いたと思います。

それでもなんとか人並みに元気な日々を送って来た事で、それはそれで自信を持って生きてきたつもりです。

 

しかし

やがて子供達が、それぞれの道を歩みはじめ

ふと我に返る時間が多くなってくると

 

 

これまで続けてきたサラリーマンという枠組みの中で

子供達をしっかり育ててきたという誇りがある一方で

 

 

もともと人との出逢いが大好きな二人にとって

会社というワクの中では、本来の自分達が求めている「幸せ」に近づく事ができないのでは?と、考え始めました。

いや、もともと感じて来た事が、どんどん色濃くなってきたという感じでした。

 

結局は「人並みの幸せ」に流されてきたのだと思います。

でも本来の自分達は、そうじゃなかったはず。

 

 

 

もっと自由に人と出逢えるような仕事がしたい!

 

これまでには出逢えなかったような人にも!

 

 

 

その想いの大きさこそが二人に変化の時をもたらしたのだナ。。。

今思えば、はっきりとそう感じます。

 

コージーコーヒー

 

 

 

〜第二章〜   決断の時

 

さてさて、現状を変えていこうという二人の決意はまとまったものの

 

より自分達らしさを取り戻しつつ

それを仕事としてまた自分達の暮らしとして成立できるのだろうか?という不安も大きかったです。

 

いや、育児とサラリーマンで七転八倒してきたイマだからこそ掛け値なしの判断ができるはず。。。

 

多くの人達との出会いと別れを経験し、体が震えるような嬉しかった時の涙、また、誰にも知られたくない苦い涙の数々。。

そんな経験を積み重ねて、当たり前の事を当たり前にできる事の素晴らしさを学びました。

それができると信じれた上で、何を世の中に届けていけるのか。

 

 

僕達の幸せは、僕達と出逢った人達が少しでも元気を出してもらえるような。。笑顔になれるような。。そんな想い。

それは、すごく身近にもっと普通の時間の中にあったんじゃないかな?   そう考えるようになりました。

 

 

世の中には、なくても特別は困らないけど、

ないと何が楽しくて生きてるんだ?なんてモノやコト、結構あると思うのです。

 

 

例えば色とりどりのゴム風船。。。

風船

 

なくても何にも困らないけど、ないとなんとも寂しい存在!

結婚式に、デパートに、パーティーに、 その丸くて軽くてカラフルで儚い存在が

私達人間の心をなんとも華やかに、元気に、笑顔にしてくれます。

 

 

そう考えた時に思いついたのが、

よりステキなコーヒータイムを提供する事でした。

コーヒーがなくても生きてはいけるど、ないとやっぱり寂しい存在!

 

 

「コーヒーのある風景って、カッコイイな。」  「コーヒータイムって、本音が出るよね。」

「デートのワンシーンだって、コーヒーがないとなんだか締まらないよね。」

 

デート

 

コーヒーと僕達のマッチングなら

たくさんの人と出逢えて、 たくさんの意見を聞いて

たくさんの笑顔をもらえて、  たくさんの幸せを繋げられる。  そう確信したのでした。

 

 

 

 

〜第三章〜  修行の時

 

それから、コーヒー豆専門店を開業するための勉強が始りました。

 

 

まずは、コーヒー協会の勉強会にて基礎知識と技術を学びつつ、開業の道を模索していきました。

 

 

もちろん、最低限の生活を維持するために

朝は配送業、夜はホテルの皿洗いと、改めて生活コストの大きさを噛みしめながら

どんどんシンプルに、コーヒー三昧の日々を送りはじめました。

 

ところが、ただひたすらにコーヒーの知識をたくわえていったものの

肝心の開業するまでの道筋というのが、どうしてもイメージできなかったのです。

 

そこで私達は、実際にコーヒー豆専門店として開業されて成功されている方に

師事する事で、より実践的な開業への道しるべを得る事ができたのです。

 

 

集中している時って、あっという間に月日が流れ去るんだなって感じです。

珈琲専門店を開店するにあたっての、足りなかった知識や技術の一つ一つが

バシバシと音を叩てて埋まっていくような感じを味わいました。

コージーコーヒー

 

 

 

開業への道を実感する事ができた私達は、最初の試みとして

おもいきって自宅のリビングに焙煎機を入れてしまい、自宅からのデリバリー販売をスタートさせました。

 

 

まずは、身の丈に合った店舗なしでのスタートです。

これまで培ってきた営業魂と、たくさんの方の協力を得て、多くの方に飲んで頂く事ができました。

 

 

 

「おいしい!」 「しっかりした味わい!」 「時間がたっても酸っぱくならない!」

 

 

 

などなど、私達が意図したコーヒー焙煎のコンセプトが、ちゃんと言葉になって帰ってくるのを感じました。

それが、ホントに嬉しくて、これまでの努力と工夫が無駄じゃなかった事を確信していきました。

 

 

 

 

〜第四章〜  導かれるように。。。

 

自宅でのデリバリー販売をスタートしてから数カ月がたったころ、僕たちに更なるチャンスがやって参りました。

 

 

そろそろ実店舗を!と、

福井の駅前、エルパ付近の郊外、三国や鯖江市郊外などなど。

あらゆるところを歩き探し求めましたがどれもピンと来る場所ではなかったです。

 

 

 

どうしても、自分達がその場所で働く姿がイメージできなかったのです。

 

 

 

探し疲れたそんなある日、ふと僕の母の実家である永平寺町を訪れました。

幼かった頃、母親によく連れて来られた場所です。

遠くに白山連峰がそびえたち、九頭竜川はゆらゆらと流れ、空は何処までも青く、雲はゆったり流れ

 

 

 

幼かったあの時と同じ風景でした。

 

 

 

思いでに浸りながらふらふらと鮎街道を歩くとカラオケ喫茶が何もないところにポツンと建っていました。

セピア色に景色と同化したその佇まいはあまりにもその場所と馴染みすぎて見過ごしてしまうほどでした。

その店は17年前にいとこが建てた店です。女手一つで切り盛りした店です。いとこも55歳の時にここで店を開きました。

 

 

 

私は導かれるようにその店に入り、いとこと話しをしました。

もしかしたら。。 という想いもありそれとなく切り出したらいとこも店を閉めたいという話になり

いとこが勇退されるタイミングで引き継がないかという話になりました。  まさに導かれたような思いでした。

 

 

 

 

ここでいいんだ。。。

 

 

 

 

普通に考えればコーヒー豆専門店など

できそうもない場所と思われるかもしれません。

 

だけどその時、私は確かに確信したのです。

 

私自身が、この景色に心の底から癒されてると。

この地には現代人の疲れをときほぐすチカラがあると!

 

 

 

激しいぐらいの一級河川のせせらぎ〜

 

 

ゆったりした雲の流れ〜

 

 

木々のゆらめき〜

 

 

立っているだけで自然に想起される四季の煌めき。。。

 

 

 

なんという自然のメリハリ。。。リズム感・・・すべてが愛おしい。

そんな空気の中で焙煎したコーヒーが、お伝えする笑顔が、メッセージが

皆に響かないわけがないと。。。

 

コージーコーヒー

 

 

〜第五章〜  誕生

 

僕達は、これまで関わってきた友人ともいえる、建築家やデザイナーにその魅力と可能性を伝え

同じ意識のもとに店舗設計やウェブページ製作をすすめました。

 

 

 

それは瞬く間にカタチとなっていったのです。

 

そこで、また私は気づかされました。

 

 

 

絶え間なく、正しく努力し、人に必要とされるコトやモノづくりを続ければ、

その道はかならず、必要とされる場所につながって、その努力を怠らなければ、どんどん加速していくものなのだと。。。

 

 

 

ましてや、ここは世界的にも有名な「禅の里、永平寺町」です。

 

 

私にとって「精進」をテーマとするブランドを誕生させる事は、もはや当然の事となっていました。

一人でも多くの皆様に、ふんばって「元気」になれる「道」を発見してもらいたい。。。

そんな想いが「精進」には込められています。

 

 

更に僕達は「浄め」を誕生させるに至る出来事に遭遇します。

地元の「浄めの滝」に訪れた時、更なる神秘的な感動を覚えました。

小さな滝の巻き起こす、静寂さや、水源の豊かさから、生命の息吹を感じ

妊婦さんや、安息を好む女性に向けたカフェインレスコーヒーのインスピレーションも得る事ができたのです。

 

 

こうして「精進&浄め」という、当店の代名詞となる二つのブランドが完成しました。

コージーコーヒー

 

パッケージは、精進にはエネルギッシュな金を、浄めにはスタイリッシュな銀を定め

人が生き抜いていく上で不変的な価値を生涯に渡って伝えていこうという決意も込められています。

 

やがて「精進&浄め」は誕生から一年を待たずして、永平寺の認定ブランドとなり

より多くの皆様に味や香りと共に「元気になろう!」というメッセージをお届けできるようになりました。

 

 

〜エピローグ〜  未来へ

 

現在、僕達夫妻はこれまでの体験を活かし

「精進&浄め」をテーマとした、禅の里・精進コーヒースタンド開業の準備を進めています。

独立採算のフランチャイズではない新しい経営スタイルです。

 

 

人生経験豊かな、50歳以上の方限定のプロジェクトです。

 

 

既存のスタイルにとらわれる事なく、人々に癒しの時をもたらす事をもっとうに勧めて参ります。

ひとつのコーヒー専門店が、新時代への潤滑油となり、人々の橋渡し的存在となり得る事を学んで頂きたいのです。

 

 

共感し行動に移したいと感じた方!是非ご一報ください。

講師と生徒としてだけではなく、共に学び合い精進しあえる仲間としてお迎え致します。

 

 

 

スペシャルコンテンツ

 

精進ドリップコーヒー

COZYCOFFEEオーナー夫妻の決意

心機一転ロースターへの道

 

精進ドリップコーヒー

福井県永平寺町の何気ない四季の躍動から

「生きぬく力」感じてほしい。

 

精進ドリップコーヒー

お世話になったあの人にいつまでも頑張ってほしい!

気持ちが届くミニギフト。

 

精進ドリップコーヒー浄めドリップコーヒー